最新改定 2018.May.31 単球ラジオコンペ事務局 |
官能評価属性の項目における複数人の評価者のコメントを包絡的に集めたものを掲げます。評価対象を診てのつぶやきのような文言もありますが これらの感じた点が評点付けの起源を成しています。 作品番号をクリックすると当該作品番号の評価コメントに飛べます。また作品個別ページの評価部からも当該作品の評価コメントが参照できます。 |
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作品番号 : 1a 評価コメント <全体構想> ・本体と外部SPによる構成 ・史上最高と思われるHi-gm管への挑戦(闘い)が興味深い ・高Gm管8608によるレフレックス型の高パフォーマンス追求 ・大きなコイルがあるけど真空管はどこにと見れば、シャーシーの中に大きな真空管が鎮座しています ・Hi-gm管を使用し大きなプレート損失で大きなダイナミックレンジを期待して作り込まれています <方式> ・特殊管8608によるレフレックスラジオ ・マジックアイによる同調表示を設けている(球が抜かれ回路影響もないので規定には反しない) ・AGC付きレフレックス <回路> ・入力側単同調で出力側非同調はHi-gm管での発振を避けた結果と思われる ・8608の中和回路に発振との闘いの痕を感じる ・倍電圧負極検波で出力レベル確保とAGC効果の併用が分かる ・検波出力をAFTによりステップアップし、AF系の利得改善の狙いが分かる ・AGCの他に利得調整にCgバイアスによるMGCを設けている ・入力側VC同調・検波側非同調 ・AGC付/MGC切替付 ・中和回路による安定動作 ・音量調整VR付 ・真空管ヒーターの直流点火 ・カソードバイアス抵抗を可変とされて、最適動作点を求められています ・Higm管により発生しやすいパラスティック対策にフェライトビーズを使用されてきめ細かな対策により安定した動作を図っています ・同時に中和回路を採用して回路安定を図られています ・AGCとMGC切替を装備して、微弱信号対応を図られています ・1:3トランスを使用して、効果的なレフレックスを構成されています <適用部品> ・8608は特殊管 ・コイルは65mmΦにリッツ線を巻いている ・シャシ内に真空管を横置きでシールドケースと共に組みこんでいるが、配線長がAF的で長いのでは・・ ・磁気シールド型のPTと電源CHを利用し電源のクオリティを上げている ・高Gm管8608の採用、使いこなし ・リッツ線による高Qコイルの自作 ・BC帯目盛付バーニアダイアルの採用 ・アクリル製の大きなボビンに巻かれたリッツ線で、高感度が期待できそうな良い感じです ・同調機構に採用されている微動ダイヤルは今となってはとても珍しい放送周波数目盛が表示されている珍品が使用されています <その他> ・中和回路は自己発振対策と思われるが、配線と配置で対策が可能ではないかと思われる ・配線から試作機(実験)的印象を感じる ・史上最高のgm値を誇る8608の採用に敬意を表すと共に、安定使用のための苦労を随所に感じる ・アルミパネルにバーニアダイアルの無線機器風の風貌 |
作品番号 : 2 評価コメント <全体構想> ・市販ループアンテナとラジオ本体の組み合わせで構成される ・外部アンテナの接続も可能 ・本体・アンテナ・スピーカーが一体の端正なセットみたいです。ネーミングもジョーク <方式> ・12BY7A再生式レフレックスラジオ ・送信機の終段ドライバーとして有名なHigm管を使用されています ・プレート損失も大きめなので低周波出力も期待できます <回路> ・入力複同調、出力側非同調 ・複同調は2連VCで行い、結合はコイルコールドエンドの共通Cで対応 ・出力側はトロイダルコイルで巻線は3つ、一つはプレート回路、一つは検波、もう一つは再生VCへ ・検波は両波倍電圧検波(出展で唯一)を採用、検波信号源の低Z化を図っている。一方過大出力はダイオードクリップするアイデア ・検波出力は単巻AFTでステップアップしてレフレックスしている ・Ant入力に続くダブルチューン回路構成が素晴らしいです。さらに再生をかけて利得を得ています ・高周波増幅出力を検波回路と再生回路へのカップリングにトロイダルコアを使用した構成は素晴らしいと思います ・検波出力をオートトランスにより昇圧したレフレックス接続は良いですね <適用部品> ・入力側コイルはアサヒ通信の市販品を利用 ・特殊部品は使用していない ・全面銅はくのプリント基板上に部品を配置し、GND-Zの低減を狙っている ・ループアンテナと本体とのマッチングがとても素敵です ・プリント基板のアイランド方式がいいですね ・ダイヤルがきれいに決まっています <その他> ・小型金属ケースに、SP・ダイヤル・ツマミ等をこじんまりとまとめている ・小型なのでトランスからのリーケージフラックスに苦労され、最終的に検波出力へCRによるLow-Cutフィルタを挿入して除去している ・2個の同調コイルの配置から推測すると、当初はプレート側も同調する考えだった様子が伺える。発振対策で非同調としたが、利得不足になり再生としたのでは・・・苦心の痕が伺える ・外部音声入力や外部SP出力が設けられている <外部影響> ・評価作業中の他への影響事象みられず |
作品番号 : 3 評価コメント <全体構想> ・National HROのPWダイヤル・4連VCが圧巻で重量感あり ・下段にホーンSPドライバーとSP筺を配し、全体を黒でまとめている ・上蓋を持ち上げるとラジオの部品配置を覗け楽しい ・HRO受信機へのオマージュ <方式> ・6AG7レフレックスラジオ ・レフレックス <回路> ・入力単同調、出力単同調を1軸4連VC(2個並列)で同調 ・プレート同調コイルをタップダウンした低Zから倍電圧負極検波 ・AFTによる検波出力の昇圧 ・利得調整はEsgのコントロールによる ・プレートRFCをVRでQダンプするアイデアは発振対策? ・入力側VC同調・検波側VC同調の2連動VC ・ダストコア入り同調コイルによる高Q ・検波側コイルをタップダウンして検波ダイオードに接続 ・球を6AC7/6BR-23と差替可能にするため、SG・カソード電圧調整可能 ・1:3トランスによる検波出力の昇圧 <適用部品> ・HROジャンクダイヤルとVC等のオールドパーツを有効に活用 ・リッツ線による同調コイルと、ダストコア出し入れによる(入力側)μ同調機構の併用、そしてANTトリマでトラッキングを補正している ・木製ケースにアルミ板を敷き、アース回路のZを下げ安定動作を目指している ・VCの可変範囲が少なく、4連だがパラって2連として使用するなどの苦労 ・HROのPWギアダイアルと専用バリコンの採用 ・メタル管(6AG7)の採用、6AC7/6BR-23と差替可能 ・木製箱に入れたホーンスピーカー(音量アップ) <その他> ・HRO PWダイヤルを中心にした作りに重量感 ・合板によるケースに樹脂製の上蓋(Pixusプリンタカバー流用?)があり、蓋を取り上げると中が見える仕掛けが面白い ・LEDによるダイヤル文字照明が何とも言えない美しさで遊び心を感じる ・ダイヤルカウンタ−周波数表が添付され、信頼性を感じる ・圧倒的なPWダイアルの存在感、古き時代のHRO受信機を彷彿とさせる |
作品番号 : 4 評価コメント <全体構想> ・電源内蔵SP箱と本体のツーピース構成 ・如何にも実験機的な雰囲気を感じる ・電圧増幅管6AU6によるレフレックス型で高パフォーマンスを追求 ・大きいコイルと出し入れするバーがすごいインパクトです <方式> ・6AU6によるレフレックスラジオ ・5極管レフレックス <回路> ・入力側及び出力側共単同調、2連VCで1軸同調(入出力結合を避けるため3連VCの中間は非使用) ・出力側コイルはμ同調による微調でトラッキングを追える ・シングルダイオードによる検波出力をAFTでステップアップ ・各種Zのアンテナに対応できる様に入力回路に工夫 ・B電源トランスに合わせ整流回路は両波倍電圧整流 ・外部音声入力あり ・入力側VC同調・検波側VC同調による2連VC同調 ・入力側コイルに入れるコアを交換することによりバンド変更可能 ・検波側コイルにコア調整によるトラッキング補正 ・各種アンテナに対応する3つの入力端子 ・検波出力に1:3のAFトランスによる昇圧回路 <適用部品> ・有りモノのリッツ線コイルを流用、Q確保のため保持に木片を利用する苦心 ・絶縁材に合板等木材を多用しユニーク ・NC装置による削り出しの目盛板は絶品、ひときわ光っている ・μ同調機構はカーラジオの物を有効活用 ・付属コアで受信帯域の変更を行える ・コア入り高Q大型コイル(入力側)の採用 ・電圧増幅管6AU6の採用と使いこなし ・NCシーリング加工による自作目盛板 ・アンテナ線まで附属 ・電源部を木製SP箱に収納 (スリットによる音質補正?) ・巨大なコイルで大きなボビンに巻かれたリッツ線が、高感度が期待できそうな良い感じです ・受信バンドをカバーするためにコイルにダストコアを挿入し、段階的にコアを出し入れしてインダクタンスを増減させ、広いBCバンドをカバーしている巧みな同調機構が見所です ・検波段にも同調回路を装備して、分離度の改善に寄与しています ・スピーカーボックスはレフレックスタイプで、一升枡を加工したユニークスピーカーです。箱根神社の焼き印が押されています <その他> ・操作ツマミ、コネクタ等は全て前面配置されていて、実験機的構想を感じる ・AF入力端子があり、AF系の確認が行える ・BC帯以外に受信バンド変更(長波帯)が可能 ・手持ち部品フル活用のアマチュア精神 ・「お気楽作品」と言うが、使用部品の特質を活かした「拘りの作品」である |
作品番号 : 5 評価コメント <全体構想> ・パネルレイアウトと内部部品配置が大変印象的な作り ・小型ケースに綺麗に収め、使ってみたくなる一品 ・新旧の部品を柔軟にアセンブリし高い完成度 ・6AH6採用のレフレックス型で高パフォーマンスを追求 ・メーカー製かと思うほどすっきりした仕上がりです <方式> ・6AH6レフレックスラジオ ・入力側同調、出力側非同調の標準的なレフレックス型 <回路> ・入力単同調&出力非同調で、単連VCの1軸同調 ・倍電圧負極検波とAGC動作 ・検波出力はAFTでステップアップして利得を稼ぐ、一方Sメータを駆動する ・6AH6の入力は極力Hi-Zにして、同調回路の負荷を真空管のみに軽減している ・非常にシンプルで無駄の無い回路と言える ・検波電流を直読するSメータ回路 ・AFトランスによる低周波出力とAGC出力の分離回路 ・アンテナ入力端子にトリマーCよる入力補正回路 <適用部品> ・分離を決める同調コイルは#61材によるトロイダルコイル ・同調VCは測定機用と思われる数直VCを利用している ・SPは小型トランペット型 ・やや古典的なSメータを中央に、スピーカーグリルに大型バーニアダイヤル左右に配しパネル面のバランスが良い ・6AH6の選択はSP駆動を意識された結果ではと推測している ・トロイダルコアに巻いた自作高Qコイル ・小型トランペットスピーカーの内蔵 ・広帯域電圧増幅管のRF増幅・AF出力管としての使いこなし ・周波数直線バリコンの採用 ・この大きさでスピーカー内蔵とは恐れ入りました ・このSメーターって何処かに付いてたような気がするんだけど、どこだっけ <その他> ・SPはケース内空間も駆動する位置取りでf特改善を狙っていると思われる ・小型にまとまっていて是非とも放送波を受信し音を聴いてみたい作品 ・フロント・リアともバランス良くレイアウトされ、インテリア効果もある ・全体にメタリックで丸型メータ採用の軍用通信機のイメージ ・コンパクトで堅牢なケース採用 ・内部まで緻密で丁寧な作り込み |
作品番号 : 6a 評価コメント <全体構想> ・木台の朝顔ホーンSPと大型コイルが印象的で、古典的ラジオをイメージできる ・ペンタグリッド管レフレックス型亜種として、高パフォーマンスを追求 ・木台の朝顔ホーンSPと大型コイルが印象的で、とても上手な収納方式でコンパクトになります <方式> ・特殊管7B8のレフレックスラジオ ・ペントードレフレックス (7B8:ペンタグリッド管レフレックス?) ・ハリクラフターズが気に入って使っている7B8はロックインチューブで今では珍品です <回路> ・入力側に巨大コイルの単同調、出力側に高1検波コイルの単同調を配し、2連VC(トリマ付き)で1軸同調 ・5グリッド管7B8の動作が目を引く(6BE6等とは異なる)。同球への依存度が高く、本機の最大の特徴と見 ・グリッド検波とシングルGe検波の併用と役割分担に興味が行く ・検波出力はAFTでステップアップされレフレックスされる ・ペンタグリッド管をRF増幅4極管・AF増幅3極管として使用 ・カソードVRにより、増幅度(感度)調整 ・検波出力の昇圧トランス採用 ・入力側VC同調・検波側VC同調の2連VC同調 <適用部品> ・入力側コイルは115mmΦ径にリッツ線巻。出力側コイルは標準高1コイル ・ニチコンの紙巻きケミコンや標準高1コイルに物持ちの良さを感じる ・トラッキングずれの補正ツマミは無いが、露出しているVCのトリマを回せばOKか? ・リッツ線で巻いた自作大型コイル(入力側、塩ビ管でQはどうでしょう?) ・ロクタル・ペンタグリッド管の採用、使いこなし ・雑誌付録ラジオの部品を流用したラッパ型ホーンスピーカー ・塩ビの雨どいがコイルのボビンとはすごいです ・リッツ線もこれだけ巻くとなると、相当な量になりますね ・微動ダイヤルも北海道経由でしょうか ・ホーンも小さなものがあるんですね <その他> ・平台(木台)に平面的に組まれ、真空管ラジオの黎明期を感じさせる ・このホーンからどの様な音が出るのか一度聴いてみたい思いに誘われる ・ラジオと言うよりオーディオ装置のイメージがする ・この大きなコイルによる効果が如何程のものか、そしてホーンSPの音も・・・是非とも聴いてみたい ・古典的手作りラジオの風貌 ・朝顔ラッパスピーカーで音量を稼いでいる点 |
作品番号 : 6b 評価コメント <全体構想> ・木台の横を向いた角型ホーンSPが印象的でな古典的ラジオ ・一体どちらが正面なのだろう?・・・と疑問 ・高Gm管6B-P16によるレフレックス型の高パフォーマンスを追求 ・角型ホーンは、どこぞのスコーカーを連想しました <方式> ・6B-P16(ビーム管)によるレフレックスラジオ ・レフレックス 6B-P16 <回路> ・入力側単同調、出力側単で2連VCの1軸同調 ・トラッキング補正はプレート側トリマで行っている ・シングルダイオード負極検波でAGCを併用している ・標準的なレフレックス回路を踏襲している ・入力側VC同調・検波側VC同調の2連VC同調 ・トラッキング補正VC付で、感度選択度の維持を図っている ・カソードVRにより、増幅度(感度)調整 ・検波出力をDC分も含めてグリッドに戻している(AGC効果あり?) <適用部品> ・入力コイルは65mmΦにリッツ線巻き、出力側コイルは市販高1コイル ・6B-P16は特殊な球と思われる ・角型ホーンSPは効率の高さを感じるが、f特(低域)が気になる ・リッツ線で巻いた自作大型コイル(入力側、塩ビ管のためQは高くないかも) ・高Gm管6B-P16の採用、使いこなし ・角型ホーンスピーカーの採用 ・特殊なソケットで入手が大変ではなかったかと想像します ・微動ダイヤルがペアで見ごたえがあります ・スピーカー・コイル・球・微動ダイヤル・バリコンとそれぞれの存在感がすごいですね <その他> ・平台(木台)に平面的に組まれ、真空管ラジオの黎明期を感じさせる ・このホーンSPからどの様な音が出るのか一度聴いてみたい思いに誘われる ・ラジオと言うよりオーディオ装置のイメージがする ・ホーンSPを操作面から見て左90度方向へ向けたのには何か理由があったのだろうか ・ホーン型スピーカーで音量を稼いでいる点 ・前面?パネルの主同調複同調ツマミがバーニアダイアルで測定機風 |
作品番号 : 8a 評価コメント <全体構想> ・グレイパネルが軍用機をほうふつとさせる、見事な作りに魅せられる ・高Gm管7788によるレフレックス+μ同調方式で高パフォーマンスを追求 <方式> ・特殊管7788レフレックスラジオ ・入力複同調(糸掛けμ同調)、出力側単同調(VC)の2軸トリプルチューン ・μ同調式5極管レフレックス <回路> ・AGC検波(シングルGeオード)を単独にし、検波ダイオードにバイアスを与え開始点にディレイ ・Geダイオード倍電圧検波 ・トラッキングの問題か、入力側と出力側同調を別個にしている ・AGC用専用検波と検波ダイオードへのバイアス設定、ブリッジ回路によるSメータ駆動など独自の工夫 ・入力側複同調(μ同調)・検波側(VC)の3段同調 ・遅動AGC回路、ON-OFFスイッチ付 ・Sメータ付 ・アンテナインピーダンス選択可 ・Ant入力回路にμ同調機構を使った複同調回路 ・検波段に同調回路、しかもAGC付きと凝っています ・さらにSメーター付きです <適用部品> ・糸掛け方式によるμ同調機構は素晴らしい ・SPに円管ダクトでロードをかけているが、その機構も面白く、音にも興味が湧く ・市販の電子部品の他、オリジナル製作による機構部品で溢れている ・リッツ線、ポット型コアによるハイQμ同調コイルと2連動機構の自作 ・空缶利用のホーン付スピーカー ・高品質広帯域高Gm管7788(E180F)の採用、使いこなし ・μ同調機構を見てください。コリンズ真っ青です。しかも2連動です ・スピーカーの止め金具を見てください。スプリングでひっかけ金具を引っ張っています ・スピーカーダクトに使われている金属筒もこだわりの発露ですね ・Sメーターをランプで照らすのは考えますが、ランプガイドまでやるこだわりがすごい ・ダイヤルとバリコン駆動は糸掛け式で実にスムースなチューニング感触を得ています <その他> ・金属加工とロウ付けが丁寧で素晴らしい ・機構的にも電気的にも手が込んでいて、かゆい所にも手が届くようにした作品 ・オリジナル性が高く、見て大変参考になる ・横型Sメータにシンプルなモノクロ主体のデザインがマッチ ・加工技術の高さには恐れ入りました。脱帽です。素晴らしい仕上がりとセンスの良さはまさに一級品です ・パネル面、特にスピーカグリル部は素晴らしいデザインです |
作品番号 : 8b 評価コメント <全体構想> ・黒チリメン塗装のパネルに圧倒される ・単球ながら通信機をイメージさせる見事な作り ・高Gm管7788によるレフレックス方式で高パフォーマンスを追求 <方式> ・特殊管7788によるレフレックスラジオ ・板金塗装、金属加工等n技術力生かした構成 ・5極管レフレックス <回路> ・入力複同調、出力単同調、3連VCで1軸のトリプルチューン ・単同調(検波)コイルにQダンプ抵抗挿入で動作の安定化を図る ・倍電圧検波出力にCRトーン調整回路付加 ・AGC用専用検波と検波ダイオードへのバイアス設定、ブリッジ回路によるSメータ駆動など独自の工夫 ・入力側複同調・検波側同調の3段同調 ・AGC回路採用/Sメータ付 ・音質調整回路付 ・アンテナインピーダンス選択スイッチ付(パネル面) <適用部品> ・各段コイルはバリμとしてトラッキング精度向上を狙っている ・各段μ同調機構・パネル・シャシ・塗装・レタリングetc全てオリジナルで個性溢れている ・SPに円管ダクトでロードをかけているが、その機構も面白い ・高品質広帯域高Gm管7788(E180F)の採用、使いこなし ・空缶利用のホーン付スピーカー ・同調コイルがすごいです。ダストコア入りコイルの周囲をダストコアで包み、それをアルミケースに納めて、周囲からの影響と他との結合を減少させています ・さらに、ダストコアを出し入れすることでインダクタンスを調整しています。その機構が素晴らしい加工技術で仕上げてあります ・シャーシー裏側に同コイルと組み合わせるトラッキング調整用のセラミックトリマーが付いていますが、たまたまあったのか温度補正のセラミックトリマーです。ことによったら本気で温度補正しているのかもしれませんね ・真空管のシールドケースも放熱効率の高いIERCのものを使用しています <その他> ・金属加工とロウ付けが丁寧で素晴らしい ・機構的にも電気的にも手が込んでいて、かゆい所にも手が届くようにした作品 ・8a作での反省が反映されている・・・一体どんな音が出るのか聴いてみたい ・オリジナル性が高く、見て大変参考になる ・軍用機を思わせる風貌 ・示名条片も丁寧な作りできれいに取り付けてあります ・ダイヤルとバリコン駆動は糸掛け式で実にスムースなチューニング感触を得ています |
作品番号 : 9 評価コメント <全体構想> ・温故知新・・・骨董的な部品による古典的なラジオが、少年時代へ誘う ・歴史的名管「ソラ」を現代に蘇らせる <方式> ・オールド管「ソラ(5極管)」による再生・レフレックスラジオ ・イヤーレシーバー方式(SPを鳴らす条件を満たしていない) ・再生付レフレックス ・旧日本軍用真空管「ソラ」を使用しています。まだガラス管表面には「ソラ」の文字が残っている貴重品です <回路> ・入力側単同調(市販コイル/並四?)、出力側非同調(市販コイル/高一DET?) ・非同調空芯コイル2次よりシングルダイオードによる負極検波とAGC効果 ・入力側VC同調・検波側はRFトランスによる非同調 ・再生付RF同調?ダイオード検波?AF増幅 ・検波出力のDC分もグリッドに印加(AGC効果?) ・再生量の大まかな調整は半固定抵抗、受信時の調整は小型VC <適用部品> ・古典的部品(ソラ管やVC)と近年の手持ち部品を利用 ・古典部品は製作者が大切に保管されていた様子に、モノ持ちの良いラジオ少年を見る思い ・万能管「ソラ」の採用、使いこなし ・同時代のバリコン ・同時代のマグネチックヘッドホンをスピーカーとして使用 ・ネオン管のパイロットランプ ・トリオ並4コイル、ハイインピーダンス検波コイル改造など手持ち部品活用 ・時代を感じさせる同調バリコンがソラと調和した雰囲気を出しています。使用しているつまみも雰囲気ありますね ・示名条片も丁寧な作りできれいに取り付けてあります ・再生用バリコンは実にしっかりした構造のものを使っています。いいものをしっかりキープしていらっしゃいますね <その他> ・シャシ上の「骨董」的雰囲気に対し、シャシ内の「整然」とした作りのコントラストが面白い ・SP駆動でないのが残念 ・プレート側を同調型にすればSP駆動が可能だったかも知れない ・シャシの底蓋に貼った回路図にモノ作りの拘りを感じる ・長い眠りから覚めた「ソラ」が奏でる音は、青空にように冴えわたるか? ・このラジオで、「ソラ」の蘊蓄(歴史)が語れる ・「ソラ」という球をご存知でしょうか。「ウミ」という球もあります。作者は本気で一度使って動作させようと試みたのでしょうね |
作品番号 : 10 評価コメント <全体構想> ・プラグイン式ループアンテナと木箱の本体、そしてバックロードホンSPで構成される ・良質な音量を求められた構成と考えられる ・プラグイン式ループアンテナは自由に角度を変えられる ・1920年代の古典ラジオの部品を用いた、レトロ感満載のラジオを追求 ・古典球UX-201Aに最後まで拘って欲しかった <方式> ・6EW6による標準的なレフレックスラジオに同調式ループアンテナのドッキング ・単球レフレックス・ラジオ <回路> ・ループアンテナ同調と入力同調が、別個に単独VCで行える複同調 ・Geダイオードによる正極倍電圧検波 ・プレートRFCのコールドエンドはRFバイパスするのが好ましい ・VC同調ループアンテナ+入力VC同調の個別VCによる複同調回路 ・検波側は非同調でレフレックス回路としてはシンプルなもの <適用部品> ・ループアンテナの接続は6mmのフォーンプラグとジャックを利用している ・古典的なダイヤモンド巻コイルとVC、そして年代物のツマミ ・黒ベークパネルと木箱にアルミシャシを実装したアセンブル ・回転型ループアンテナの自作 ・バリコン・コイルは古典パーツを使用 ・ホーン型SP箱の自作 ・実にカラフルできれいなコイルです。お話では舶来品とのこと。バリコンも時代に合わせた1930年代のものでしょうね ・ループアンテナのマウントが素晴らしいです。ステレオ大型プラグを使用して、接触と回転とをうまく使いまわしておられます ・大型のループアンテナも自作で立派なアクリルリングに銅線をマイクロソフト多構造で受信機の箱の外側から建て込む構造でスマートです <その他> ・ループアンテナのコネクタ機構がユニークで方向設定が自在 ・ダイアモンド巻コイルのQ値に興味がある・・・どれ位なのか ・外部アンテナ端子を設けてあるので他のアンテナも使用可能 ・苦心のバックロードホンの音を聞いてみたい ・当初真空管をUX-201でスタートされ、紆余曲折があって6EW6に至った模様ですが、そのプロセスこそ1TUBECOMPの魅力だと思います ・回転型ループアンテナを一体化するという独自性 ・ループアンテナって一度は本気で試したい構成です。でも作るってなかなかその気にならないですよね |
作品番号 : 11a 評価コメント <全体構想> ・見て楽しむラジオの印象に古典的イメージがダブり、透明アクリル板の向こう側にそれを感じます ・6Z-P1はラジオ少年なら誰でも知っている真空管で懐かしいの一言 ・中学生の時初めて製作したラジオを再現する <方式> ・再生式ストレートラジオ ・5極管グリッド再生検波→SP出力(今回作品中唯一) <回路> ・6Z-P1をグリッド検波及びプレート側からの帰還による再生で使用 ・入力側単同調、出力側非同調 ・再生はプレート側リンクコイル+VCによる可変 ・ラジオ製作の初期、登竜門として覚えた懐かしい回路 ・再生付パワーグリッド検波回路 <適用部品> ・リッツ線による大型コイル。巻き姿が大変美しい ・L型抵抗やマイカコン等、旧式部品を多用している ・木板上に配置・配線 ・リッツ線による高Qコイルを自作 ・スケルトンパネルのアクリル加工技術 ・懐かしい国産ダルマ管(6ZP1) ・アクリルパネルを使って空中に浮いているような微動ダイヤル、つまみ、スピーカー。きれいに開けられた7個のサウンドスルーホール。木の台と相まってとてもすっきりした雰囲気です ・素晴らしく大きな同調コイルです。紙のボビンに巻き付けたリッツ線で大きなQが期待できそうです ・使用されている抵抗、コンデンサー、トランス、フューズホルダー、電源コネクターなどすべて6Z-P1時代に合わせた部品を使用されて、作者の真空管へのこだわりが感じられます <その他> ・使用部品とその使い方に製作者の拘りを感じる ・パイロットランプのシェードが面白い ・コイル線材のリッツ線の巻が大変美しい ・木台のアクリル板の向うにバランス良く配置され、見ているだけで楽しくなる ・本コンペ開催のきっかけとなった記念すべき作品 ・木板上に部品位置し、スケルトンパネルにより中が見える古典風ラジオ ・普通の5級スーパーの出力の定番でした。でもそれで再生式受信機を作ろうと試された心意気がすごいですね |
作品番号 : 11b 評価コメント <全体構想> ・透明アクリルパネルが大変印象的 ・装置内が前方から丸見えで面白い ・手巻きのアンテナコイルと前面左右のSP2個も印象的 ・RF電圧増幅管6BZ6によるレフレックス型で高パフォーマンスを追求 <方式> ・6BZ6レフレックス ・入力単同調と出力単同調を2連VCで1軸操作 ・B電源はトランスレスでヒーターのみトランス式 ・入力側検波側ともVC同調(2連)式の標準的なレフレックス回路 <回路> ・セミリモートカットオフ管6BZ6の採用 ・シングルGeダイオードの負極検波で、セミリモートカットオフ管のAGCを期待できる ・ANT/GND端子は関電防止のためフローティングアースとしている ・リモートカットオフ管6BZ6の採用、使いこなし ・AGCが効果的 <適用部品> ・アンテナコイルは手巻きで前後に厚みのあるスパイダー型? ・OPTは有りモノを組み合わせる苦労(左右2個分) ・新旧の手持ち部品を有効にアセンブルする苦労 ・2枚重ねスケルトンパネルのアクリル加工技術 ・高Qダイヤモンドウェーブコイル自作 ・大きな水車を彷彿させるクラウン巻き風コイルが印象的です。クラウン巻き風コイルのセパレーターの中に「当たり」が有りそうです ・ベークライトホルダーも力作ですね <その他> ・アクリル加工が見事(2枚張り合わせ・穴あけ) ・この見事なコイルでどれ位の利得と分離が得られるのか興味津々 ・スケルトンパネルからダイヤモンドウェーブコイルが見える古典風ラジオ ・糸巻き風のコイルが印象的 ・ダブルSP ・パイロットランプはコイルの中?(意外性) ・2台目として、性能重視でアプローチされた力作です。スパイダーコイル風のクラウン巻きコイルが圧巻です |
作品番号 : 14 評価コメント <全体構想> ・特殊管6BR22をAFアンプのみに使用し、トランペットSPを含めAF段に利得のウェイトを置いている ・リッツ線コイルでHi-Qを狙いGeラジオ部分の利得アップを狙っている ・非常にシンプルだが良質の部品で高音質を狙っている ・ダイオード検波+AF増幅(電々球6BR-22)で高パフォーマンスを追求 <方式> ・Geラジオ+AFT(ステップアップ)+Hi-gm5極管AFアンプでトランペットSPを鳴らす ・「ダイオード検波+AF増幅」シンプルなストレート方式 <回路> ・Geラジオと6BR22のAFアンプで構成される非常にシンプルな回路 ・AFTによるステップアップとAFアンプが利得の中枢を担っている ・ただ、検波出力後のAFTとその終端はちょっとオーバーロードかも知れない ・広帯域電圧増幅管6B-R22の出力管としての動作 ・入力同調回路にリッツ線高QコイルとVC同調1段 ・AFトランスによる昇圧により音量アップを図る <適用部品> ・古典的なVCとバーニアダイヤルの使用 ・磁気シールドされたAFTやOPT ・ユニークな自作真空管シールドケース ・製品と自作部品を上手にアセンブルしている ・電々球への拘り、6BR-22の採用、使いこなし ・フェライトコアとリッツ線による高Qコイルの自作 ・トランペットSPによる高効率(音量増大) ・マイクロ波用検波ダイオードの採用、単5電池ケース採用 ・出力トランスとしてヒータートランスを代用 ・手作りのコイル、シールドケース、ダイオードのホルダーがユニークです ・スピーカーはレフレックスホーンを使用されて、低周波利得を稼いでいます ・低周波トランスの47K:500Kは珍品でどこから入手されたのでしょうか ・出力トランスも珍品みたいですね ・微動ダイヤルは旧日本軍のパーツでしょうか「空中線」の文字が印象的です <その他> ・6BR22の選択の理由は?・・・AF段のみでは勿体ない感あり、利得はどの程度なのか ・レフレックスにしなかった理由は感度より音質と安定動作を重視か? ・強電界地域または大型アンテナならこの構成で十分と思われる ・シンプル・イズ・ベストを感じさせる・・・ALTECのA7やA5を鳴らしたら面白い ・調味料缶を利用した真空管シールド ・市販アルミシャーシを使用、シンプルで作りやすい ・みかかで御用達の6B-R22を使用しています |
作品番号 : 15 評価コメント <全体構想> ・小型でオードソックスにまとめた印象 ・標準的なレフレックス型で、作りやすさと実用性を追求 <方式> ・6CB6再生+Ge正極倍電圧検波ストレートラジオ ・レフレックス+再生方式 <回路> ・入力側単同調、プレート側非同調、再生はプレートから同調コイルへ帰還 ・帰還ルートに抵抗を挿入しQダンプして再生VC調整を容易にしている ・当初シングルGeダイオード検波だった様だが倍電圧検波へ変更されている ・アンテナ入力にVRによりる利得調整を設け、再生状態に合わせたレベル調整が行える ・レフレックスか再生か迷うところだが、4)の処理で迷わず再生にしたのでは・・・ ・入力側VC同調、検波側側非同調のシンプルなレフレックス回路 ・再生付 ・入力にアッテネータを設け、強入力対策と音量調整を兼ねる ・ANT入力を調整することで、再生受信機の入力レベルに対する不安定さを吸収されています <適用部品> ・一般的な市販部品を多用している ・シャープカットオフ受信管6CB6の採用、使いこなし ・MIZUHO通信の再生付コイル (ハムにとっては馴染みあり) ・ネオン管パイロットランプが懐かしい ・ラジオ少年が欲しがるキットとして売り出しができそうな部品構成です ・珍しいバリコンでコイルに合わせて容量を調整されておられます <その他> ・容易に入手できる部品でシンプルに構成され、入門用として良い ・再生の素晴らしさを容易に体験できると思われる ・再生方式をより実用的にするための工夫を感じる ・再生によりEcgバイアスが深くなるところへ、正極検波で6CB6の程良き動作点を維持していると推測 ・アルミシャーシで作りやすい ・市販部品を使い誰にも作りやすい、お手本となる作品 ・北海道振興に寄与されたシンプルな作品です |
作品番号 : 16 評価コメント <全体構想> ・オルゴールの様な小箱が、蓋を開けると実は真空管ラジオ ・まさかラジオとは思えない木箱で驚きのDC12V駆動 ・製作者の遊び心満開の作品 ・一般ラジオ用電力管12AQ5を無理やり12Vで使う逆転の発想 ・「可愛いね」の一言です。 <方式> ・12AQ5をDC12Vと再生で使うレフレックスラジオ ・低電圧動作五極管レフレックス(再生付RF/AF増幅+ダイオード検波) ・パワーグリッド検波?とダイオード検波が混合した不思議な回路方式 <回路> ・入力側単同調(カソードタップ有り)、出力側非同調 ・再生はアンテナコイルのカソードタップ方式で、再生レベルはEsg可変 ・グリッド検波と倍電圧正極検波が併用(混在)する独特な回路(競合しないか?分担があるのか?) ・再生と通常レフレックスの切り替えSWがある ・カソード帰還再生付RF増幅+AF増幅 ・一般ラジオ管12AQ5のB電圧+12vでの使いこなし ・再生On-Off切替付 ・再生調整VRが音量調整も兼ねる(再生Off時も) <適用部品> ・茶ベーク板上にコンパクトに部品を配置 ・蓋を開けた時にツマミ・SW・イラストが実に印象的 ・何処にでもある市販部品で構成されている ・木箱に組み込んだ超コンパクトさ ・入手しやすい市販部品の採用 ・写真で見るとわかりませんが、実に小型でスマートな作品です ・バーアンテナを使用して外部アンテナ接続が可能と、強電界対応弱電界対応ときめ細かです ・電源が12V外付けということで、シガーライターや小型電池での運用が可能です <その他> ・ベーク板上に書かれた虫のイメージが音量をイメージさせる ・検波回路の競合が気になる ・12AQ5の12V動作の限界を感じるが、それでも鳴るのが面白い ・部品の配置や絡げ配線とハンダ上げが綺麗です ・とにかく楽しく元気が出る作品 ・電源を24V程度(バッテリ電圧に拘って)に上げると、もう少し良い結果が得られるのではと思う ・唯一のDC12V電源採用 ・通常200V前後で使う12AQ5を12Vで使う発想のユニークさ ・The Hum of Flyという名称だが、DC電源のためHumは皆無 ・パネル面をハエに見立てた遊び心 ・収納箱の大きさといい、箱に描かれた模様といい、遊び心満載です |
作品番号 : 18a 評価コメント <全体構想> ・高Gm管12GN7A採用でレフレックスタイプの最高パフォーマンス追求 ・まさにデスクラジオそのものです。ニトリなどの店先に並んでいそうです ・実際にラジオが鳴った時を前提として作られた感じです。スピーカーにラジオが付属している感じですね <方式> ・レフレックス方式(RF1+DET+AF1) <回路> ・入力側単同調・検波側複同調の3連VC同調で高選択度 ・AGC/On-Off切替付 ・12GN7AヒーターのDC点火 ・2倍電圧検波回路 <適用部品> ・高Gm管12GN7Aの採用、使いこなし ・中型木製ケース(SP箱兼用)、16cm大型SPによる音質・音量 ・検波側複同調コイルはトリオ製コイル2個を抱合せ改造(M結合) ・Jackson Brosのボールドライブ微動ダイヤルによる滑らかな同調 ・市販コイルを改造されて、ANT入力と検波段で複同調されて選択度を向上されています ・スピーカー部、受信機部、電源部を分離されて、スピーカーボックス内部を有効にレイアウトされています <その他> ・一般的なラジオとしての使いやすさ、実用性の高さ ・各構成部の個々のパフォーマンスを最大限に引き出している |
作品番号 : 18b 評価コメント <全体構想> ・高Gm管12GN7A採用でレフレックスタイプの最高パフォーマンス追求 ・18aをさらに性能を追求した単球にもかかわらず高級機の雰囲気です <方式> ・レフレックス方式(RF1+DET+AF1) <回路> ・入力側複同調・検波側単同調、3連VC同調で高選択度 ・4倍圧検波回路の採用 ・12GN7AヒータのDC点火 <適用部品> ・高Gm管12GN7Aの採用、使いこなし ・中型木製ケース(SP箱兼用)、16cm大型SPによる音質・音量 ・入力側複同調コイルはトロイダルコアに巻き、高Q小型化 ・国産ボールドライブ微動ダイヤルによる滑らかな同調 ・トロイダルコアを使用したフロントエンドは複同調構成で、ANT入力ステージで選択度を向上させて、真空管動作のパフォーマンスを向上させています ・さらに検波段で同調回路を設け、4倍圧検波と相まって効率と分離度を向上させています ・スピーカー部、受信機部、電源部を分離されて、スピーカーボックス内部を有効にレイアウトされています <その他> ・一般的なラジオとしての使いやすさ、実用性の高さ ・各構成部の個々のパフォーマンスを最大限に引き出している |