屋外集会(H20年11月23日)の報告

 平成20年11月23日 兵庫県加古郡稲美町、加古大池公園にて実施、参加者は6名、訪問者2名でした。 天候に恵まれ、WWU時代の、BC-375、TBX、BC-611さらに市民バンドTRX改造機での3800kcAM動態評価、今風ソリッドステートVHF軍用機のテスト、FOXテーリング用発信機の評価などが行われました。
参加の皆様は、宮田(JO4BCI)、古谷(JA3DMO)、宮当(JA3FTU)、渡辺(JA3HWE)遠隔参加、寺西(JH3FJA)、ジープでお越しの下司さん。 覗きに来て戴いたのは、住本さん(コロッケを差入れて下さいました)、JL3LGN局(見学戴きました)、更に尼崎の中田さん(JN3ITL)はお空から御声掛け戴きました。

 今後もこの地で行いますので、ふるって御参加をください。
 関連企画の御提案なども御座いましたら こちらに連絡 をお願い致します。
 基本は、真空管を用いた軍用無線機の動態評価および技術交流ではありますが、一人では出来ない調整のお相手を得る場に、入手困難部品の情報収集に、何かしら軍用に係わるリストア品・自作品のお披露目の場に、と色々と活用を戴ければ幸いです。 遠慮なく参加ください。


 左BC-375送信機、4本の送信管が圧巻です。 右上段BC-348受信機、右下段が28Vダイナモータ電源と右隅に電鍵。 ボックス天板の上は、左から右へダミーロード(DA-43)、ヘテロダイン周波数計(LM-20)、同用ヘッドフォーン、スピーカ、のセット。

 下の写真は、BC-375に付いたタグとその拡大です。 SCR-211周波数計または等価な周波数計の使用が指示されており、指示通りの機材を用い周波数設定、65年前の使用情景を忠実に再現しています。

 
 JA3DMO局は、U.S.NAVY TBX-8を3800Kcで試験され良好に動作しました。
 受信部は4球スーパ+BFOに1球の5球構成、左に見える自作電池電源で動作しています。 送信部は発振段が3A4、電力増幅が2E22、変調は3A4によるサプレッサグリッド変調で、3球構成です。 送信系の電源は本来ならハンドクランク発電機によりますが、今試験ではAC100Vによる電源が使用されました。


 
JO4BCI局(左)は、今回も自衛隊放出機材を沢山お持ち戴きました。 ほとんどが航空自衛隊関連です。
 
JR-392/URR
 本家R-392より重厚感が増し、チューニングダイアルはスピンノブに、勘合固定構造も変更されています。 当日仮のアンテナ接続で初めて外来電波の受信をなされ、周波数目盛りのズレはあるものの鉛蓄電池電源で良好な受信音が響いていました。  

高声器NLS3
 LS3の国産品ではJLS3がありますが、これはNLS3です。 本家LS3と塗装色が違っているので一見大きさが違うように見えますが、ほぼ同サイズです。1976年東洋通信機(株)製造の銘板が付いています。
 
 JH3FJA局は、航空機(グライダー等)で使用のためのBC-611改造?のBC-721を3800Kcで動態試験されました。
 ハウジング横っ腹のスライドをずらして見える穴は外部アンテナ接続用のもので、この位置に 航空機搭載専用アダプター の接触子が位置する構造のようです。 PTTはワイヤ駆動メカで遠隔操作し、PULL TO TALKになるようです。 内部はコリンズ製の機材とお聞きしました。
 内部の+B電源は電池アダプタを製作されていました。0.5mmアルミ板を006Pを曲げ芯に使い加工されたそうです。+A電源は純正の FT-501 を使われています。

 
 JA3HWE局は、紀の川市からGRC-9+自作100V電源、URC-187、地上高約4mのダイポールアンテナで加古大池との交信にチャレンジ戴きました。 加古大池から紀ノ川市に向かってはA2で到達するも、紀ノ川市発は加古大池で感なく、片道だけの成立でした。  

 大池の南北の堤間は1Kmの水面上空間があり 短距離の通信実験の環境として、また、 数Kmの中距離に何地点もの動態評価に適した地点 もありますので、色々なテーマで御集まり下さい。

ご覧を戴きありがとうございました。


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