(題名) 
PRC−25かんたん29Mc改造手順書(その1)rev1    by JA3DMO

(本文) 
RT−505/PRC−25の29Mc改造が簡単にできます。
なお、改造の実施は自己責任でお願いします。

■ 準備するもの
周波数カウンタ、擬似空中線(ダミーロード)

■ A9 シンセサイザーVFO の調整 (受信状態での調整方法)
1)本体をケースから取り出し、電池、ハンドセット、擬似空中線を接続します。
2)51Mcと30Mcにて、送受信の正常動作を確認します。
3)A39 J4 に周波数カウンタを接続します。
4)ダイアルを 30.00 にします。
5)A12 を抜去します。
6)カウンタ指示が 40.5Mc±50Kc になるように A9 T1 を調整します。rev1

7)ダイアル 52.00 、A9 C8 を 62.5Mc±50Kc に調整します。
8)ダイアル 30.00 、A9 C9 を 40.5Mc±50Kc に調整します。
9)8)、7)を繰り返し、バンド内を±100Kc以内に収斂します。
10)A12 を戻し、受信周波数が1Mc下へシフトしたことを確認します。
    ダイアル 52.00 にて、51.000Mcの送受信ができます。
    ダイアル 30.00 にて、29.000Mcの送受信ができます。
    ダイアル 75.00 にて、74.000Mcの送受信ができます。
    ダイアル 53.00 にて、52.000Mcの送受信ができます。
11)1Mcシフトのため、ハイバンド、ローバンドともにRF段の調整が必要ですが、
  オリジナルと同じ要領ですので割愛します。(簡易調整法を考案中です)

■ おわり
PRC-25の29Mc改造は、送信VFOが無いぶん、さらに簡単に出来たでしょう。
なお、例によってアンテナネットワークの調整は省略しました。
それでは、29Mcと51Mcの2バンドで運用をお楽しみ下さい。

END

rev1 2006.Mar.06 6)誤記訂正 A9T2-->A9T1