最新改定 2008-01-23
PRC-10,9 中継実験(計画)
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中継ケーブルで繋いだ2台のPRC-10 中継ケーブルの回路図
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< 中継とは >
 PRC-8,9,10は、このファミリから同あるいは異なる任意の2台のセットを組み合わせ、中継ケーブルで繋ぐことにより中継動作をさせることが出来ます。
 セット1の送受信周波数をf1、セット2の送受信周波数をf2としますと、f1なる到来周波数の電波をセット1が受信、復調結果のオーディオ出力をセット2に渡しf2で送信をします。 同様に、f2なる到来電波に対してはセット2が受信、オーディオ出力をセット1に渡しf1で送信をします。これが中継動作です。
 この動作は非常に簡単な制御で実現され、相手側のセットに対する受・送信切り替えは自セットでのスケルチ状態の閉・開を制御出力として使うのです。 トーンスケルチやID識別などの高度なものではなく、スケルチを開くことが出来る到来波に対して区別なく寛大に中継動作をします。
 PRC-8,9,10は、上述連繋動作に関連する回路はまったく同じですから、PRC-10とPRC-9のような違うバンドの組み合わせでも同じ連繋動作をしますから、結果的に別バンドへの中継動作が出来ることになります。

 もう少し詳細な説明を下図を使いします。 左のSET No.2が当該周波数の受信をしスケルチが開いたとしますと、左上のオーディオ出力はSET No.3のカーボンマイクバイアス電圧をループバイアスとしてそれに重畳した形でオーディオ出力が送られ、SET No.3にとっては、あたかもマイクからの音声の如く入力されます。 この時、SET No.2のスケルチリレーK2の接点4,5(図の左下)が閉じ、SET No.3のスタンバイリレーK1が励磁されSET No.3が送信状態になります。
 いずれのセットもスケルチの動作まで至らない状態ではオーディオ信号はK2の接点3、4によりグランドに落とされ、送信状態になった時の側音が相手側へのオーディオ入力となることを防いでいます。
同バンドでの実験フォーメーション

< 同バンドでの実験フォーメーション >
 こんな感じの楽しい実験になる予定です。
同バンドでの実験フォーメーション

< 異バンドでの実験フォーメーション >
 こんな感じの楽しい実験になる予定です。
異なるバンドでの実験フォーメーション

< 実験結果 >
 2008年4月13日 加古大池公園における屋外集会にて実験の予定です。
是非とも御参加ください。

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