1球がもたらすものコンテスト 実施要領
最新改定 2019.04.03 主催 FBグループ:真空管式無線機
<目次>
1.
主旨
4.
評価要領
2.
実施キーデイト
5.
関連支援
3.
設計・製作規定
6.
その他
1.主旨
1本の単機能真空管あるいは複合管で構成する受信機、送信機、計測機などの自律的に動作をする機器を設計・製作するコンテストです。
Facebook上でのコミュニケーションを駆使した創意工夫で自作の楽しさを広げることを趣意とします。 次の4部門にて構成し 参加者は1つの部門で最大1つの作品を応募でき、1人が複数部門に参加することも可能です。
What Onetube brings!
部門区分
対象要旨
受信機の部
中波・FMラジオ、短波ラジオ、ハムバンド受信機等
送信機の部
ハムバンド送信機、ワイヤレスマイク
トランシーバの部
ハムバンドトランシーバ
計測機等の部
簡易計測機、無線機用アクセサリ等
2.実施キーデイト
2018年 9月25日(火)〜10月27日(日)
:
参加募集期間、FB上で参加表明ください
2019年 4月27日(土)〜
5月27日(月)
:
作品説明書・画像ファイル等の提出期間
2019年
6月 6日(木)〜
:
全作品をFB上で御紹介、各位評点付け開始
2019年
6月19日(水)
:
各位評点の回収終了
2019年
6月30日(日)
:
評点集計結果の発表
3. 設計・製作規定
A.基本機能
・ 「受信機の部」にあっては
(1)対象とする受信周波数の範囲
下限531KHzから上限162MHzの範囲内で参加者が設計仕様として任意にその範囲を定めるものとする(*1)。
(2)受信電波形式
参加者が設計仕様として任意に定めるものとする。
(3)受信信号の出力
音響出力はスピーカ および または ヘッドフォン・イヤフォンとする。
*1 中波放送割当て下限周波数から国際VHF通信常用上限周波数までとした。
・ 「送信機の部」 および 「トランシーバの部」にあっては
(1)対象とする送信周波数の範囲
3.5MHz帯から144MHz帯までの範囲とし、バンドプランに適合した周波数範囲内より参加者が設計仕様として任意に定めるものとする。
(2)送信電波形式
バンドプランに適合した電波形式より参加者が設計仕様として任意に定めるものとする。
(3)送信出力
上限10Wとする。
(4) なお、電波法上
無線局の免許を受ける必要のない条件
を満足する場合にあっては、
(1)の周波数範囲を531KHzから146MHzまでとする。
(2)の電波形式は当該条件に沿い特段規定しない。
(3)の送信出力は当該条件(3m電界強度が500uV/m以下)を満足するものとする。
・ 「計測機の部」にあっては
対象作品の機能に対する特段の制約は設けない。
B.作品の形態
全部門において外観形状、寸法、質量等に特段の制約を設けない。
C.構成
(1)筐体構成
原則として一体型とするが音響スピーカ部、電源部の分離を許容する。
(2)外部供給元電源
商用AC100V 50/60Hz、DC12V、DC24V のいずれかによるものとする。ただし、作品内部に元電源までもを持つ場合は特段の制約を設けない。
(3)回路への制約
(a) 使用真空管は1本のみとし 複合管の使用も許容する。(*3)
(b) 安全上の配慮から+B電圧は最大500Vとする。 AC駆動の場合はピーク値500V以下
(c) ヒータ電圧、フィラメント電圧は電圧値を問わない。
(d) ダイオードの使用を本数を問わず許容する。
(e) A電源、B電源、C電源回路へのICを含む半導体の使用を許容する。
(f)送信機の部 および トランシーバの部 にあっては2石までのトランジスタ・FET
と汎用用途のIC 1つまで
の使用を許容する。(*2)
<-- 2019.04.03改定
(g) マイクロフォンにあっては代替カーボンマイク等の半導体を含むマイク内回路の適用を許容する。(*2)
(h) 表示器(指示計)の類は基本アナログとする。(*4) <-- 2018.12.01追加
*2 JARD等での自作品の保証を得るには 最小でも2ステージ構成/2ステージは同一複合管内にあらず/ファイナルでは逓倍せず を満足させた構成が必須であり歴史的古典回路の継承を配慮
*3 定電圧放電管、マジックアイは真空管に区分する。表示用ネオン管は真空管とは見なさない。
*4 ただし、計測機等の部にあっては 計測機器や汎用的なユニットへの外部接続機能までを作品に持たせる形態でデジタル表示(数字・アルファベット等)が提供される構成を採ることを許容する。 <-- 2018.12.01追加
(4)方式
特段の制約を設けない。
(5)アンテナ
「受信機の部」、「送信機の部」、「トランシーバの部」にあっては、原則として外部接続用アンテナ端子と同接地端子を設けるものとする。
(6)音響出力
音響出力はスピーカ および または ヘッドフォン・イヤフォンとする。 スピーカボックス形態や音響ホーン等の成状により音響特性を高める方式・構造の適用を制限しない。
4.評価要領
(1)評価者
参加者作品を 当該部門参加者および開催側代表者で評価する。 ただし 自己作品の評価に当該者は参加できない。
(2)評価要素
技術系要素、意匠系要素、趣意への寄与度 の3要素を 4対3対3 の重み付で評価する。
(3)評価方式
部門を問わない共通評価項目と、部門毎に異なる部門別評価項目からなる評価細目に対する各評価者の評点積算を基本とする。 ただし、該コンテスト趣意への寄与度については開催者側からみた参加者の期間中のアクティビティや単球ラジオコンペ以降の新規参加者へのボーナスポイント等を評価域とする。
なお、今コンテストでは実作品の1か所への集合までは行わず、Webページ上での評価(性能面のデータは参加者独自採取)のみで行う。
評価区分
評価者
評価方式
技術系要素
当該部門の参加者+開催側代表者
細目評点方式
意匠系要素
当該部門の参加者+開催側代表者
細目評点方式
趣意への寄与度
開催側代表者
細目評点方式
当該HP :
1球がもたらすものコンテスト 評価要領
5.関連支援
開催側は 参加促進等の意図のもとで 参考回路記事等の蒐集と紹介、部品調達・融通の支援を行う。
6.その他
FB グループ:真空管式無線機において本イベントの愛称を 「ひとたまコンテスト」、 略称記号を 「 1TUBETST 」 とする。
以上
改定来歴:
2019.04.03 送信機の部 および トランシーバの部 従前に加え汎用用途のIC 1つまでもの使用を許容
キーデート1ケ月繰下げ
作品説明書・画像ファイル等の提出期間 2019.4.27〜4.29 --> 2019.5.27
全作品をFB上で御紹介、各位評点付け開始 2019.5.6 --> 2019.6.6
各位評点の回収終了 2019.5.19 --> 2019.6.19
評点集計結果の発表 2019.5.31 --> 2019.6.30
2018.12.01 原則アナログ表示器、ただし計測器等の部、デジタル表示外付けで許容を追記(JH3FJA寺西)
2018.11.04 イベント名、1本の球がもたらすものコンテスト を改め 1球がもたらすものコンテスト とする (JH3FJA寺西)
2018.10.04 定電圧放電管・マジックアイの扱い、ワイヤレスマイクに係る記述を各追加 (JH3FJA寺西)
2018.09.25 諸事項明文化し参加者募集用とする (JH3FJA寺西)