最新改定 2003-Dec.-31
PRC-10ってなーに
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PRC−10外観姿

<概要>
  正確にはRT-176/PRC−10と言う名前で、1950年頃に米軍により開発され、朝鮮戦争およびベトナム戦争初期に実戦使用されたマンパックタイプの送受信機です。
  その内部は当時では先進的なサブミニチュア管を使った小型・軽量化された可搬性の高いトランシーバで、部品の共通化による保全性・補給性の改善を強く意識した初めてのモジュール化構成を採用した無線機なのです。
  外観形状はまったく同じで、内部部品・アクセサリーも共通化した別周波数域を持った3種類が1つのファミリーを構成していました。
  周波数範囲  用途区分 
 RT-174/ 
 PRC-8 
 20-27.9Mc  Armored
装甲部隊
 RT-175/ 
 PRC-9 
 27-38.9Mc  Artillery
砲兵隊
 RT-176/ 
 PRC-10 
 38-54.9Mc  Infantry
歩兵(隊)

 なお、3つの周波数帯の隣接した僅かな周波数のラップは相互の通信のためのものです。

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